研修会での指導者様の一言

「問いかける。出来てないなぁ。ほとんど俺が喋ってるわ。」
先日、スポーツコミュニケーションBASIC1研修に参加いただいたスポーツ指導者の方の一言です。

この言葉の中に2つのポイントがあると私は思います。
どの様なところでしょうか?

2つのポイントとは

一つ目が「問いかける」
そして二つ目が「聴く」です。

「問いかける」はコーチングのスキルでは質問するスキルです。
選手に対して質問をなげることで、選手に何が起こるのでしょうか?

それは、「質問の答えを探そうと、頭の中で考えることをします」

例えば、「今のプレーはどうしたかったの?
と、質問されると、選手は「ランナーの足が速いから、少しでも前に出ようとしたけど上手く行かなかった・・」などと、頭の中で考えて答えを出そうとすると思います。

そして、2つ目の「聴くスキル」を使って、答えをしっかりと聴く。
選手の話を聴くことで、気持ちよくたくさん話をさせるのです。
そうすることで、選手の頭の中が整理され、気づきが生まれます。
「あっそうか!この場面はいつも監督が言ってるように、まず一つアウトにすればよかった」などと気づいてくれたら成長につながると思います。

指導者の皆さんが選手に対して、たくさんのアドバイスで教えようとすることは、指導においてとても大切なことですが、時には選手に問いかけて、答えを待って話をさせたり説明をさせてみることで、選手自身が気づくことができれば、選手のモチベーションのUPにつながることは間違いありません。

コーチングのスキルを活用して、教えすぎない指導をしてみませんか?

スポーツコミュニケーションBASIC1研修
6月19日(日)と8月7日(日)に開催します。
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スポーツコミュニケーションアドバイザー 村井大輔

スポーツ指導の現場で使える声の掛け方などを、事例を交えながらより具体的にお伝えします。

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