「甲子園に出場して優勝する！」という明確な目標を持っている選手に

コーチ：「優勝するために必要な要素は何だろう？」

選手：「走力」それと「チームワーク」あとは「パワーですね！」

コーチ：「他には？」

選手：「う～ん、判断力も必要です」

コーチ：「他には？(笑)」

選手：「・・・・・・。コミュニケーション力も必要な気がします」

コーチ：「じゃあ、あと一つ出してみるとすると？」

選手：「え～～、・・・・・・・。」「何だろう・・・」「気持ちを切り替えるメンタルも必要だと思います」

おそらく、最初に出てきた3つの答えは、すでに選手の頭の中にあったものだと思います。
コーチがいなくても、選手はすでにわかっていたことかもしれません。

「他には？」と広げていくことで、選手が深く考え、思い出したり、見失っていたことに気づいたりします。

選手一人では見えていなかった深い部分に、コーチが「問いかけ」でアプローチすることで、本当に必要なものがわかるかもしれません。

広げる質問で、選手に中にあるものを引き出し、選手やチームの力を最大発揮させましょう！

スポーツコミュニケーションアドバイザー 村井大輔

スポーツ指導の現場で使える声の掛け方などを、事例を交えながらより具体的にお伝えします。

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