個性を活かす指導
先日、早稲田大学競争部監督、花田勝彦さんのお話を聞いてきました。
「アスリートが確実に目標達成するためのコーチング活用法(指導方法)」
約1時間の講演でしたが、その話の中で最も印象に残ったところをお伝えしたいと思います。
「個を活かすために、指導者と選手が共有すること」
早稲田大学の競争部には、いろんな個性を持った選手がいるのだそうです。
駅伝という競技は、団体戦としてのチームワークをどのように発揮させるのかが、チームによって違うのだそうです。(個を活かすチーム、全体を底上げするチーム、輪を重んじるチームなど)
花田監督は、個を活かす指導をするために「スプレッドシート」を使い、今日の練習での成果やどんなことを考えて走っていたのか?今後、どの様な練習に重点を置きたいのか?など、成長プロセスの相互理解のために選手に書かせているそうです。
そうすることで、試合や協議会で、良い結果が出た時には「なぜ結果が良かったのか」。結果が悪かった時には「なぜ結果が悪かったのか」と、プロセスを選手自身で見直すことができる。
もう一つは、監督と選手や選手同士でも、練習方法やレース資料などの成功例などを共有することで、結果を出したときにはどのようなことを考え、どの様な練習メニューをこなしてきたのかが明確になる。
結果が伴っている選手ほど、きちんと記録をしているケースが多いそうです。
選手が自分を分析すること。分析を言語化すること。プロセスを見直すこと。成功事例を共有すること。共有し同じ景色を見て指導することで「個を活かしながらチームの成果を上げる」ことにつながる。
まさにスポーツコーチングを実践されていると私は感じました。
皆さんのチームでは「個性を活かす」ためにどの様なことをしていますか?
スポーツコミュニケーションアドバイザー 村井大輔
スポーツ指導の現場で使える声の掛け方などを、事例を交えながらより具体的にお伝えします。
研修や講演の内容や時間、費用などは下記からお問い合わせください。
ご希望に合わせた内容を打合せさせていただきます。
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