コミュニケーションの「ホーム&アウェイ」

ホーム&アウェイ

例えばサッカー日本代表チームが試合を日本で行う時はホーム
相手チームの国で試合を行う時がアウェイ

スポーツではよく使う言葉です。

実はコミュニケーションでも
この【ホーム&アウェイ】があるんです。

指導中のコーチと選手がどこで話しているのか?という
話す場所のことを指します。

簡単に言うと
会話を自分のホーム(相手にとってはアウェイ)で話しているのか
それとも
会話を相手のホームで常に話しているのかのことです。

指導者が自分のホーム(選手にとってはアウェイ)で話すとは

指導者やコーチが
選手や子供たちを自分のところを呼びつけて
直すところを指摘することです。

イメージは、
コートやグランドで練習している選手をベンチに座っている指導者が
「〇〇ちょっと来い!」と呼びます。

すると選手は
「はい!」と答えて、コーチのところへ走ってきます。

そして、コーチは直した方がいいところを指摘します。

すると選手は
「はい、すいません」といって練習に戻っていきます。

そうなんです。
人は、呼ばれたら、「失敗したから怒られる」と思うんです。

これが繰り返されると
選手は「怒られないようにしよう」と、常に緊張状態になります。

逆に
欧米のトップコーチたちは上手くいっている時に
選手や子供たちが練習しているコートやグランドに入って行って
「〇〇君、ちょっと止まって」
「今、〇〇したね。あれはいいね!」
「どうして、ああしようと思ったの?」
と質問を中心とした会話をします。

すると選手は、うまくいった時の状況を思い出して
「え~と・・・?」と、うまくいった理由を考えだします。

これが繰り返されると
選手や子どもは、状況判断能力が高まります。

選手のパフォーマンスを下げているのは
前者で、相手を自分の場所に呼びつけて修正点を話題にします。
これは、失敗するイメージがどんどん蓄積されます。

選手を伸ばす後者は
相手(選手)のホームに行き、安心感を与えてから
強みや長所や成功を話題にします。

これが、【ホーム&アウェイ】という考え方です。

呼びつけて直すところを指摘する指導が多くなると
練習では出来ていたことも
試合になると失敗が連鎖します。

試合中に、一度ミスをすると、ベンチが気になって
不安と緊張が増して、プレーに集中できなくなるからです。
この時いくら「集中しろ!」と言っても逆効果です。

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